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    コタン村に行きました

    ネパール人の友達の生家(故郷)に行きました。カトマンズからジープにて昨年9月末に発生した豪雨災害の傷跡を横目にたどった13時間余りのちょっとハードな山岳道路です。コタン村にて真っ先に目に入ったのはきれいな湧水そして空気が澄み段々となった水田と畑がきれいに連なっていたこと。農夫は牛に唐犂(からすき)を引かせて田畑を耕して、人懐っこい馬と大きな犬がいて、路地どころか家屋まで入ってすばしっこく走る鶏もいて、散歩の雌山羊は口をもぐもぐ道草しながら仔はそばをくっついて歩きます。いいことばかりではなくて、ここの生活では現金収入を得るのがとても厳しく、働き手の男はドバイなどの建設現場へ出稼ぎのため、村にいるのは女と子どもそして年配者がほとんどです。そして今首都カトマンズへ一族揃った転居が続き耕作放置地と空き家が増えています。

    友達が幼かった頃の話しを聞きました。エベレスト遠征隊の道程の途中であったため、国籍問わずにアメリカさんと呼んで、隊員はコタン村にテント村を築き、学校のグランドにネットを張って、一緒になってボール遊びをおこない、ポラロイドカメラで撮った写真をいただき、子どもはギブミーチョコレートとせがんだ。ここにはタマン族も多く住んでいるので背景は植村直己さんの世界そのものです。

    Location:
    Khotang , Nepal

    Date:
    February , 2025